日本アレルギー学会専門医山下医師を中心に耳鼻咽喉科領域のアレルギー診療を行います。

難治性スギ花粉症、難治性副鼻腔炎（好酸球性副鼻腔炎）に対する抗体（ゾレア®、デュピクセント®）治療を希望する方

ゾレア®　難治性スギ花粉症

重症または最重症の季節性アレルギー性鼻炎（スギ花粉症）と診断された方が対象となります。そのような患者様にゾレア®は炎症の原因であるアレルギー反応をその期間だけ強力に抑えることができます。
既存の治療をしても効果がみられなかった、不十分だった方に保険適応が認められている注射の治療です。ただし治療を受けるためには条件があり、治療の開始までには数回の通院が必要になります。また治療にかかる費用は、体重と検査の数値（血液中IgE）によりかわります。1か月の薬剤費として約5千円～約7万円(3割負担)とかなり幅がありますが多くの人は約8千円～約2万円となります。
このように高額な治療なため、保険適用の条件が厳格になっています。具体的には、抗ヒスタミン薬の内服とステロイド点鼻薬を1週間以上使用しても、くしゃみ、鼻水、および鼻づまりが治らない場合、血液検査と診察の結果によって治療適応が認められます。当院受診の際、他院での検査結果がありましたら参考になる場合がありますので、ご持参ください。

デュピクセント®　難治性副鼻腔炎

手術を含めた既存の治療をしても、再発を繰り返してしまう鼻茸を伴う副鼻腔炎の方が対象となります。
デュピクセントは新規に開発された生物学的製剤で、耳鼻咽喉科領域では2020年から使用できるようになった注射薬です。アレルギーに関係する炎症物質を抑え、副鼻腔炎を改善します。デュピクセントは高額な薬剤で、治療を受けるための条件があります。
しかし多くの場合は厚生労働省から難病指定を受ける好酸球性副鼻腔炎の患者様で、デュピクセントの自己負担額が軽減されます。難病指定の申請にはお時間がかかることが予想され、いずれにしても開始前にご相談が必要です。

日本頭頸部外科学会頭頸部癌専門医小松医師中心の診療です。咽頭がん・喉頭がん・耳下腺がん・顎下腺がんその他頭頸部がん・頭頸部良性腫瘍に関してご相談いただけます。

• 頭頸部がん治療後、治療した総合病院での経過観察と合わせて、当院での継続的な定期的な診察が可能です。
• 頭頸部がん患者様に対して緩和的治療が可能です。

大学病院で多くの中耳手術を経験してきた、理事長佐久間医師を中心とした診療です。真珠腫性中耳炎や慢性中耳炎といった疾患に対し、手術の必要性・効果に対し、ご相談いただけます。手術後の経過観察も当院で行うことができます。